ツイッタの方が気軽だし、簡単だし、時間も取られない。自然に低い方へシフトする。わけのわからない批判や、ストーカまがいの嫌らしさに接すれば、SNSに逃げ込むことにもなるだろう。どこへ行っても、たいていは同じである。ようするに現実の社会と同じで、そこに「場」ができてしまうと、良いことも悪いこともつき纏う。マンネリになるのも、実社会とまったく同じ。知らない人から反応があるだけで嬉しかった最初のわくわく感は、いったいどこへ行ってしまったのか‥‥。遅かれ早かれ、ほとんどの人が感じることになるのは、ネットによる束縛である。いつの間にか、ネットが義務になっている。仕事のようにノルマになっている。それなのに、報酬はない。ここがおかしい。ブログを続けられる人は、仕事としての報酬を得ているか、あるいはボランティアか、のいずれかである。いずれも、不可欠なのは不特定多数に対する「奉仕」の気持ちである。サービス精神がなくては続かない。自分が得たい、自分を売り込みたい、では続かないということだ。
森 博嗣 「ブログを書き続ける人がずいぶん減ってきた。」
♭ 魚釣りとモル・カルバシ嬢の微妙な関係 ── 春の娘ふじにぃさん、こんばんは。Mor Karbasiさん、ちょっと妖艶になった(老けた?)かな。
「EL SUR」の紹介文には「イェルサレム生まれ、モロッコとペルシャ系の血を引き、現在はロンドンで活躍するセファルディー女性」とあります。
《Daughter Of The Spring》(Le Chant Du Monde 2011)は運良く、クリアランス・セールでゲットで来ましたが。
by sknys (2016-03-07 23:19)
♭『ペテロの葬列』 宮部みゆき外出中に倒れて、救急車で病院へ強制搬送。1週間入院していました。『ペテロの葬列』(集英社 2013)は入院中に読み終えた1冊です。蜿蜒とバスジャック事件が続くのかと危惧していたら、鉈でブッタ斬ったような突然の終焉!‥‥解放された人質たちに、犯人の約束通り「慰謝料」が届く。豊田商事事件紛いの「マルチ商法」と「強欲」が人生を狂わせる。被害者=加害者という二律背反のテーマは
『火車』(1992)や
『ソロモンの偽証』(2012)にもあった。宮部みゆきは後半、力業で1つ1つ捩じ伏せて行く。2度目のバスジャック事件、主人公・杉村三郎の退社、離婚‥‥身勝手な菜穂子だけは好きになれませんが、この種のお嬢様が上流階級にはいるんでしょうね?
by sknys (2016-03-10 20:15)
♭ D.G.ロセッティ作品集「英国の夢 ラファエル前派展」(Bunkamura ザ・ミュージアム)に行って来ました。最初に展示されているのがジョン・エヴァレット・ミレイの8点‥‥〈春(林檎の咲く頃)〉
(Spring (Apple Blossoms) 1856-59)は右端で寝そべる乙女の胸元に鋭い大鎌が描かれている! 美術評論家ティモシー・ヒルトンに「英国史上最も才能に恵まれた画家を28歳の若さで失った」と揶揄されましたが、ミレイはラファエル前派を代表する画家の1人です。
『エフィー・グレイ──ラスキン、ミレイと生きた情熱の日々』(岩波書店 2015)も出ています。
by sknys (2016-03-13 01:27)
♭「ギャラリーもゆ」体験作品陶芸は焼くと色合いが変化するので、絵画や彫刻よりも奥が深いのかもしれません。お皿とマグカップは淡い色調が優美ですね。筆を折った内田善美さんが「陶器の絵付けの仕事をしてる」という噂を思い出しました。
by sknys (2016-04-01 20:55)
♭ ニャンコ戦隊猫レンジャーライオン丸、タイガーマスク、キャット・ウーマン、ジバニャン、キティちゃん‥‥ネコ科のヒーロー&ヒロインに変身して、悪の組織と戦うにゃん! 猫レンジャーの黄ニャンコはカレーが大好きだったりして。
by sknys (2016-04-15 22:08)
♭ 西武池袋店 屋上庭園 ── 今はもうない池袋は西武の右隣に丸物(現PARCO)があった頃からのホーム・グラウンド。中2階にあった不二家に憧れていたけれど‥‥母校の時習小学校は2003年に統廃合。西武百貨店のWAVEもLIBROも今はもうない最近は地下(食品館・ザ・ガーデン)にしか行きません。いつの間にか屋上が庭園になっていたとは驚きです。
by sknys (2016-04-20 20:23:54)
♭ JAGUAR復活千葉ジャガーに遭遇したことは一度もありませんが、新宿タイガーは何度か見かけたことがあります。〈Purple Rain〉〈When Doves Cry〉〈Controversy〉‥‥殿下の曲が脳内で鳴っている。
〈While My Guitar Gently Weeps〉を視聴して、少し泣きました。
by sknys (2016-04-26 00:55)
♭ エドガーと再会 ── 月刊flowers 7月号に「ポーの一族」の最新作が掲載!書店に月刊フラワーズ6月号がない!‥‥某ジュンク堂の女子店員曰く「吉野朔実先生の遺作が載っていたので、訃報が知らされた直後に完売しました。増刷される予定です」(註:ネットでは一時購入出来たようですが、実店舗では未確認)。7月号は発売日に買いに行かなくっちゃ。もちろん
「萩尾望都SF原画展」(武蔵野市立吉祥寺美術館)も見に行きます(
〈音楽のあなた SFのわたし〉参照)。
P. S.
『総特集 坂田靖子』(河出書房新社)に坂田靖子と萩尾望都のスペシャル "金沢" 対談が載っています。
by sknys (2016-05-05 01:48)
6月号は入手出来ませんでしたが、7月号は近所の文具店でフラゲ(5/27)しました。「湖畔にて」がカラーではなく、モノクロだったのは残念。萩尾望都と山岸凉子の対談は中身が濃すぎです。竹宮惠子が「弟」を無意識に描いていたとか、「グリーン・フーズ」が自然食品会社の名前だったとか、新エピソード満載。忠津陽子のイモムシが可愛いかった‥‥なぁんて、殆どの読者は知らないでしょう。
by sknys (2016-05-27 20:36)
♭ 音楽と絵画の関係 ── 歌う女性画家音楽と絵画(美術)は密接な関係にあると思います。Sonic Youthのアルバム・アートは現代アーティストの作品が使われていたし、Joni Mitchellはアルバム・カヴァを自ら描いている。ホワイト、ブラック、イエロー‥‥単色のアルバム・カヴァ、色タイトルというコンセプトは面白い。レオノーラ・ヴェイズマン
(Leonora Weissmann)のデビュー・アルバムも自作の絵で飾られています。本業は画家のようですが。
by sknys (2016-05-28 15:11)
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ブログ記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第41集です。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明(註)を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2016/03/01~05/31)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。3月は春鬱の日々だった。外出許可をもらって「ラファエル前派展」に行ったのは気晴らしになったけれど、4月はプリンス殿下の急死に沈んだ。体調と精神状態のデフレ感を上方修正したのは5月‥‥「萩尾望都SF原画展」と「ポーの一族」の最新作だった。少女マンガを読み始めた頃のワクワク感が久し振りに甦って来た(萩尾望都と山岸凉子のプレミアム対談も必読)。元少女の皆さんは
「月刊flowers 7月号」を入手出来たでしょうか?
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本質を見通す100の講義
- 著者:森 博嗣
- 出版社:大和書房
- 発売日: 2015/07/18
- メディア:単行本(ソフトカバー)
- 目次:まえがき / 本質を問いかける「社会構造」論 / 精確な事実を導き出す「情報」論 / 人間の真意を読み解く「言葉」論 / 働く "源流" を探す「創作」論 / 自分を自由にする「生の姿勢」論
Daughter Of The Spring
- Artist: Mor Karbasi
- Label: Le Chant Du Monde
- Date: 2011/03/12
- Media: Audio CD
- Songs: La Hija De La Primavera / Un Beso De Vida / Yasmin / Niña De Mi Alma / Ay Ke Buena / Morenika Sos / Dezile A Mi Amor / La Kantiga De Los Madres / Cuando Vuelvas / Asentado En Mi Ventana / El Pastor / Volveremos / Arvoles
Purple Rain
- Artist: Prince & the Revolution
- Label: Warner Bros / Wea
- Date: 1994/06/17
- Media: Audio CD
- Sogs: Let's Go Crazy / Take Me with U (with Apollonia Kotero) / The Beautiful Ones / Computer Blue / Darling Nikki / When Doves Cry / I Would Die 4 U / Baby I'm A Star / Purple Rain
エフィー・グレイ──ラスキン、ミレイと生きた情熱の日々
- 著者:スザンヌ・フェイジェンス・クーパー(Suzanne Fagence Cooper)/ 安達 まみ(訳)
- 出版社:岩波書店
- 発売日:2015/05/28
- メディア:単行本
- 目次:春(1854)/ かがやく瞳──エフィーの子ども時代 / 結婚式に亡霊あらわる──エフィーの求愛時代 / 生きがい──ロンドンとヴェネツィアのエフィー(1848-50)/ 美しき女たちの夢──ロンドンとヴェネツィアのエフィー(1850-53)/ キツネテブクロをあし...
坂田靖子 ふしぎの国のマンガ描き
- 著者:坂田靖子
- 出版社:河出書房新社
- 発売日:2016/02/26
- メディア:単行本(ソフトカバー)
- 目次:デビュー時代『花とゆめ』『LaLa』/ ロングインタビュー 坂田靖子の宇宙学 / バジル氏の優雅な生活 / 砂浜の家 / 坂田靖子 萩尾望都 スペシャル“金沢"対談 / ファンタジーと異世界と /マタリンド水 / 坂田靖子の仕事 /ベル デアボリカ / ヒコーキ / Christmas is Coming / オプション・ハウス / 東は東 / 能登旅行 / おしごと考 / さくらもち / ささや...ななえこ、佐川俊彦に聞く「坂田靖子と『JUNE』の時代」/ 資料再録「坂田靖子と同人誌」
Adentro Floresta Afora
- Artist: Leonora Weissmann
- Label: Tratore
- Date: 2016/03/30
- Media: MP3
- Songs: Floresta / O Grande Verão / Zemba Pro Mestre / Immanuel e Eu e Outros Mil / Menino / Carta a Theo / Cinzas / Montreux / No Rabo do Vento / Todas As Letras / Tinha de Ser / Canção pra Mim