テート・ブリテンの公式サイトにあったジョン・エヴァレット・ミレイの〈オフィーリア〉をジグソーパズル化した「オフィーリア・クイズ」(Ophelia Quiz)は残念ながら数年前に消えてしまった。どこかにアーカイヴされていないか探していた時に、ザ・ガーディアンで「最も狂った猫クイズ」(The Craziest Cat Quiz Ever)を見つけた。画家スーザン・ハーバート(Susan Herbert)の画集『Cats Galore』(2015)を題材にしたクイズで、名画の中の人物をネコに描き換えた絵画や映画から全14問を出題。第1問は奇しくも〈オフィーリア〉からだった。「ネコ・ヴァージョンに主眼点はありません。要点はミレイが描いたオリジナルのオフィーリアの足許辺りの草葉の陰に隠れていると言われているものを知っているかどうかです」という四択問題(A human skull / A feline skull / A self-portrait of Millais / A portrait of Millais’s cat)。選択肢をクリックして正解すると緑、間違えると赤く表示されます。自信のある人は全問正解を目指そう。
The Shaggsは1968年、米ニューハンプシャー・フリーモントで結成された姉妹グループ。「ザ・シャッグス」というバンド名は母親譲りの苺ブロンド・ヘアに由来する。祖母の予言を信じた父親オースティン・ウィギンが3人の娘たち、Dorothy、Betty(ギター、ヴォーカル)、Helen Wiggin(ドラムス)に楽器を買え与え、音楽のレッスンを施し、スタジオでレコーディングさせてデビュー・アルバム《Philosophy Of The World》(1969)を自主制作した。ところが1000枚プレスする契約を交わしたのに実際には100枚しか流通せず、父親の死と共にバンドも1975年に解散した。決して上手いとは言い難いヴォーカル、下手くそなギター、調子外れなドラムス‥‥当時は殆ど注目されなかったが、後にFrank ZappaやKurt Cobainなどによって再発見され、アウトサイダー・ミュージックとして年々評価が高まっている。最新リイシュー盤は米Pitchforkで「Best New Reissues」を獲得。しかも18年振りに再結成して「Solid Sound Festival」(2017. 6. 23~25)に出演するという。
新品商品が半額以下になるアウトレット・セール。某ディスクユニオンの「最終決算バーゲン」では3点で20%、5点以上で30%OFFになっていた。たとえば5枚纏めて買うと1枚2千円のCDが700円に値引きされる(実質65%OFF!)。昨年買い逃していた《Mystere》(Disque Pointu 2016)La Femme、《Feigen Feigen》(Le Saule 2016)Leonore Boulanger、 《Give A Glimpse Of What Yer Not》(Jagjaguwar 2016)Dinosaur Jr.‥‥など5点を購入した。La Femmeはフランス・ビアリッツ出身のインディ・ポップ、シンセポップ・バンド(3月に某タワレコでインストア・ライヴを行なった)。仏女性アーティストのレオノール・ブーランジェ(Leonore Boulanger)とDinosaur Jr.のアルバムは日本盤だったが、輸入盤(中古)よりも安い。前者は歌詞・解説、後者は歌詞・対訳・解説付きで、ボーナス・トラック2曲入り。
Songs: Philosophy Of The World / That Little Sports Car / Who Are Parents / My Pal Foot Foot / My Companion / I'm So Happy When You're Near / Things I Wonder / Sweet Thing / It's Halloween / Why Do I Feel? / What Should I Do? / We Have A Savior
Songs: Sphynx / Le Vide Est Ron Nouveau Prénom / Où Va Le Monde / Septembre / Tatiana / Conversations Nocturnes / SSD / Exorciseur / Elle Ne T’aime pas / Mycose / Tueur De Fleurs / Always In The Sun / Al Warda / Psyzook / Le Chemin / Vagues