マルの背中(講談社 2016)岩瀬 成子
両親が離婚して、亜澄(小3)は母親の春美と市営アパートに引っ越して来た。弟の理央は父親と暮らしている。母親は学校の給食調理室のパートとコンビニ店員をしているが、夏休みに入って生活は困窮している。駄菓子屋の店主の母親が危篤のため帰郷することになり、近所の亜澄が看板猫のマルを預ることになる。白猫マルの背中に灰色の丸い柄があって、撫でながら頼み事をすると願いが叶うという。離れ離れになった弟のことを想う姉。理央はゾゾという「猫みたいで、象みたいに大きくて、背中に翼がある」謎の動物に見守られていた 221
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