芥川家の猫たち(春陽堂書店 2019)芥川 耿子・芥川 奈於
芥川龍之介の孫娘・耿子(文)と曾孫・奈於(絵)による飼いネコ年代記。昭和20年代から令和元年まで、芥川家に棲み着いたネコたちを愛情深く綴る。姉が保護した白い仔猫チーコ。著者が捕まえた仔猫ニャモ。小学生の娘が下校時に雪の中で見つけた白猫ミイ。縞しっぽ母さん猫が連れて来たシミ、ピコ、パー三姉弟。噛み癖のある三毛猫メルモ。雨の日、庭の片隅にいた長毛の白猫フワ。娘がブリーダーから購入したクローバー(スコティッシュフォールド)‥‥「月刊ねこ新聞」(2014 ~16)に連載された27篇に5篇を書下ろし。猫イラストも可愛い 302
みぎわに立って(里山社 2019)田尻 久子
熊本県で小さな本屋「橙書店」と喫茶店「オレンジ」を営む著者の第2エッセイ。西日本新聞(2017)に2カ月半連載した50篇を大幅に加筆・訂正。見開き2ページのエッセイ85篇を収録している。店舗は熊本地震(2016)後、古いビルの2階に移転した。和菓子屋の黒猫みつお、朗読会、ギャラリー、店内ライヴ、石牟礼道子、伊藤比呂美、柴田元幸、黒田征太郎‥‥女主人は読んだ本、お客さんたちとの会話、届いた手紙、過去の記憶、消えた風景、日々の天候、植物、音楽、お菓子や珈琲、ネコなどについて 「水のような文章」 で綴る 301
*
favorite-books 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / sknynx / 935